捨てられたくない 捨てたくない
雨の中探したくない 雨の中待ちたくない
捨てられない
あの傘みたいに
もうそれだけでよかった
ずっとひとりぼっちだったから
たとえほんとうはわたしをみていなくても
私はなにをされているのかわからなかった。
ただこの人に身を委ねることしかできなかった。
この人の声が聞こえてきた。
「違う……
俺の…愛して…
妹は…もう…この世に…………」
その先はもう聞こえなかった。
どくん
ふたりの心臓の音と、
私の中に流れ込んでくる感覚だけが残っていた。
> さんこんな感じの漫画は描いてみたい、かも…